- 作 曲|フンパーディンク
- 原 作|グリム童話
- 演 出|山田 大輔
- 照 明|中山 安孝
- 美 術|鈴木 俊朗
- 衣 装|清水 徳子
踊りましょうよ!(ヘンゼルとグレーテル)
ランラララ ランラララ(ペーター)
森に小人が立っている(グレーテル)
お祈りの歌(ヘンゼルとグレーテル)
ホークスポークス 魔法だぞ(魔女)
ヘンゼル
| グレーテルの兄。やんちゃ。 |
グレーテル
| ヘンゼルの妹。優しい娘。 |
魔女
| お菓子の家で子供を捕える。 |
ゲルトルート
| 二人の母親。 |
ペーター
| 二人の父親。 |
白線
第一幕
貧しいほうき職人の家庭に生まれた兄ヘンゼルと妹グレーテルは、留守番中のお手伝いを放り出して遊んでいました。そこへ突然母親ゲルトルートが帰ってきて、二人を叱ります。
逃げる二人を追いかけまわす母親が、誤って大切なミルクの入った壺を落として割ってしまいました。怒りに任せて母親は子供たちに「森へ行って苺を取ってきなさい」と怒鳴り散らします。二人が出て行った後、父親ペーターが上機嫌で帰ってきますが、二人が森に行ったと聞いて驚きます。その森には魔女が住むとの噂があったのです。両親は慌てて子供たちを捜しに行きました。
第二幕
深い森の中で、苺をいっぱい収穫できて大満足なヘンゼルとグレーテル。ふと気がつくといつの間にか辺りは暗くなり、帰り道がわからなくなっていました。不安になって怯える二人。そこに妖精が現れて、二人を眠らせてしまいます。しばらくして眠ってしまった二人が目を覚ますと、目の前に驚きの景色が広がっていました。
第三幕
それは、なんとお菓子の家でした。喜んで二人はお菓子の家を食べはじめます。夢中で食べている二人の背後に忍びよるお菓子の家の魔女は、魔法の杖を使って二人を生け捕りにしてしまい、ヘンゼルを檻にいれ、グレーテルには「たくさん食べさせてヘンゼルを太らせろ」と命令します。魔女がヘンゼルに無理やり食べさせている隙に、グレーテルは魔法の杖を奪います。そして、魔女がヘンゼルを釜戸の火の中に放り込みクッキーにしてしまおうとしますが、二人で協力して逆に魔女を釜戸に押し込み、魔女をやっつけました。そこに二人の両親がようやく駆けつけ、二人の無事を喜んでいたところ、釜戸の中の魔女は、こんがり焼き上がっておいしいお菓子になってしまいました。